STORY01 自社開発製品の導入プロジェクト

「えっ、今度はアルバイトを2000人採用!?」

ニックスの看板製品は、なぜ生まれたのか。
『あらゆる要望を実現する』という強みは、
どのようにして確立されたのだろうか―?

OUR SERVICE:勤怠管理クラウドサービス『EnCollabo』

あらゆる企業の、
あらゆる要望を実現。

「業種や規模を問わず、本当に様々な企業様からお引き合いをいただいています。」そう胸を張って話す藤波は、導入期から約10年にわたって『EnCollabo』の開発に携わってきたエンジニア。勤怠管理システムの決定版として、自信をもっておすすめできる製品だといいます。導入いただいているお客様は100社以上。創業数十年の老舗企業から誰もが知る先進企業まで、あるいは数名の会社から数千名の大企業までと、実に間口が広い。なぜなら、あらゆる会社の、あらゆるご要望にお応えできることが、『EnCollabo』最大の強みだからです。

勤怠管理システムとは、出勤時・退勤時にその時刻を記録して勤務時間を把握し、給与を自動計算するシステムです。ただ、お客様企業の業態によって働き方が大きく異なるため、「これはできても、これができない」など、ご要望のすべてに対応するのは難しい。その点、『EnCollabo』は大きく異なります。システムに沿った勤怠管理をお願いするのではなく、「システムを働き方に合わせる」という基本方針を徹底しているのです。たとえば、コールセンターを運営するお客様からは、「勤務時間に加えて、受電件数や成約件数といった成績も加味して給与を自動計算してほしい」というお声。24時間稼働する3交代制の工場からは、「夜勤明けの残業には、割増賃金を上乗せしてほしい」というお声。こうした、他社システムがなかなか対応できない細かい部分にも対応する『EnCollabo』は、まさに「かゆいところに手が届く」勤怠管理システムなのです。

自社製品開発への第一歩。
それが、勤怠管理システムの内製化。

『EnCollabo』は自社開発製品の記念すべき第1号です。もともとニックスは、受託開発が中心の会社でした。大手システム会社が自社だけで対応しきれない案件を請け負うというケースが多かったんです。そこに依存したままでは、会社の成長が頭打ちになる可能性もありました。そこで取り組んだのが、お客様と直接関係を築けるソフトウェア提供会社へのモデルチェンジです。とはいえ、自社製品は当時ひとつも存在しませんでした。そのためまず着手したのが、自社の勤怠管理システムを内製化することでした。自分たちがまず使ってみて、実際に良いと感じたものをお客様におすすめしたいと考えたのです。自社でつくり、自社で運用し、使い勝手の悪い点を改善していく。このサイクルを回し続け、徐々にお客様に提案できるレベルへと向上していきました。

どうやってPRするか。
どうすれば製品力を
向上させられるか。

一通りの機能を実装し、製品化の目処がたった段階で、いよいよ販売活動を開始。ところが、それは一筋縄ではいきませんでした。自社製品を売ろうにも、その販路がなかったのです。藤波は当時をこう振り返ります。「いい製品さえあれば、自然と売れるだろうと思っていたんです。でも実際は、そんなに甘くはなかった。」電話営業、DMの送付、様々なアプローチを試みましたが、空振り続き。ときにはご成約いただけることもありましたが、「がんばっている私たちを応援するという意味合いが大きかったのだと思います。とてもありがたかったですが、何かを根本的に変えないと先はない。そんな危機感がありました。」そして、製品の力がまだまだ弱いという事実にも、正面から取り組まないといけないという課題が浮き彫りになったのです。

評判が評判を呼ぶ、
ニックスの看板製品へ。

事態を打開したのは、独自の手法で積み上げてきた「ノウハウ」でした。ひとつは、受託開発を通して獲得したユーザー目線。出退勤する従業員がいる。それを確認する上司がいる。部署全員の勤務時間を集計する庶務担当がいる。さらには、全社員の給与計算を行う本社の経理担当もいる。そのすべてのユーザーが働くシーンに思いを馳せ、「きっとこんな機能があったら便利なはず」と機能拡充を進めていきました。それまで数多くの案件に携わり、開発実績が豊富なニックスだからこそできたことでした。

もうひとつは、自社運用を通して得られる気づき。ニックスの社員たちはお客様以上に厳しい目線で、システムの不備を指摘してくれました。藤波は言います。「このインターフェースじゃ使いづらい。もっと直感的にわかる操作にしたほうがいいと。好き放題言われましたよ(笑)。でも、そうした身内からの遠慮のない意見があったからこそ、『EnCollabo』はさらに磨かれていったんです。」 その結果、導入期とは見違えるように製品は進化。販路に関しても、販売代理店を経由することで徐々にお引き合いをいただけるように。「あらゆる企業のあらゆる要望に応える」という強みが確立されてからは、今度は紹介や口コミにより、直接お問い合わせをいただけるようになっていきました。今では、評判が評判を呼ぶ、ニックスの看板製品です。

もっと汎用性の高いシステムへ。
テレワークにも対応してみせる。

お客様と直接お会いする機会の多い原嶋は、こう語ります。「便利になりましたと感謝のお言葉をいただけることが本当に多い。でも、私としてはまだ課題があると思っていいます。カスタム性が高いというメリットは、工数が多いというデメリットと裏返しです。もっと汎用性の高いシステムに改良することがニックスとしての課題です。もちろん、あらゆる働き方にお応えするという芯は変えずに、です。」

働き方への考え方が多様化している今、人事総務の仕事量が数年前より増加している企業が増えています。夏休みや年末年始休暇の扱い方ひとつ取っても、各社運用が異なり、企業独自の休暇制度も増えています。そんな多様な働き方を実現するための切り札が、あらゆる働き方に応える『EnCollabo』なのです。

最近では、テレワークの採用を検討する企業が増えています。ニックス自身も例外ではありません。「まだまだ制度として成熟していないからこそ、まずは自社で制度を運用し、システムをそこに対応させる。現在、そんな計画も進みつつあります。」と藤波は笑顔で語ります。今後もより一層の進化を遂げられる。そんなワクワク感が、『EnCollabo』の開発メンバーたちを動かしているのです。

藤波 洋平

ITサービスソリューション部
クラウドビジネスグループ 課長
2007年新卒入社

My pleasure is : 前例のない働き方改革にどっぷり

原嶋 朱里

ITサービスソリューション部
クラウドビジネスグループ
2018年新卒入社

My pleasure is : 先進企業を支えている実感
STORY 02 オーダーメイドの開発プロジェクト